話を聞く態度に関して、子どもとのコミュニケーションの中でしばしばこんなことを問います。

 

今の話聞こえてる?

返事がないと聞こえたかどうか分からないよ

 

私対子どものコミュニケーションでは、コミュニケーションの当事者は私と子どもです。

ですから、コミュニケーションが成り立つかどうかは、私と子どもの責任です。

「話聞こえてる?」と私が問うことは、子どもとのコミュニケーションを成立させようとする当事者としての行いなのです。

 

子ども対第三者のコミュニケーション

先日、近所のプレーパークに家族で遊びにいきました。

プレーパークというのは、子ども自身が考えながら遊びを作る遊び場です。

(プレーパークの詳しい説明はこちら→プレーパークとは)

 

うちの子どもは火遊びが大好きで、今回はマッチを使った着火に挑戦。

 

プレーリーダー(子どもの遊びを見守る大人)から着火の手順の説明を受けました。

 

このとき、うちの子の聞く態度が良くないように感じました。

聞いてるのかどうかよく分からなかったのです。

だから思わず言ってしまいました。「今の話聞こえてる?」と。

 

するとプレーリーダーはこう言うのです。

 

「お父さん、話が聞こえていないと感じたら、私が言うので大丈夫です」

 

あぁやってしまったなと、反省しました。

 

このときのコミュニケーションの当事者はプレーリーダーと子どもだったのです。

コミュニケーションが成り立つかどうかは、プレーリーダーと子どもの責任なのです。

私が口を挟むのは筋違いでした。

 

思い返せば、これまでも子どもと第三者のコミュニケーションに介入してしまうことがありました。

それは大抵、子どもの聞く態度が問題になる場面でした。

私自身の世間体を気にしていたのか、他の理由があるのか定かではありません。

いずれにしても、差し出がましい行為だったと思います。