この記事は、音声配信を文字起こししたものです。
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今日のテーマは、指針と目標の話です。
指針と目標ってちょっと似てるかなーって印象もたれがちですかね。
あんま指針って言わないか。
目的と目標は違うよ、みたいなことはよく言われるけど、指針ってあんまりそこに出てこないですよね。
なんかね、僕よく人生の目的は?とか、将来のビジョンは?とか、この放送でよく話題にするんですけど、
そういう発想に初めてなったのが、7つの習慣を読んだからですね。
何年前だろうな。5年は経ってるかな、前に、7つの習慣を読んで、第二の習慣かな。終わりから始めるみたいな。
ダメだな、なんか忘れちゃったな。ひどいひどいひどい。第二の習慣ですね。
終わりを思い描くことから始める、みたいな章だったと記憶してます。
そこで、何でも2度作られると。全てのものを2度作られる。
一つは知的に、こういうものを作ろうっていうイメージが作られる。
第二の創造っていうのが実際に作っていく。実際のものが出来上がるってやつですね。
その流れで、人生においてもそれをやろうっていう話なんですよね。
人生においても、自分はこういうふうに生きよう。
こういうふうに人生を終われたら、俺最高だっていうのをまず先に描くんですよね。
知的創造を先にして、それで実際に生きていく。第二の想像を行っていくっていうお話でした。
その中で指針っていうワードが出てくるんですよね。
7つの習慣の中で言われてるミッション・ステートメントっていう考え方があるんですけど、
自分の人生をどうやって生きていくかっていう話なんですけど、これは指針だと思っています。
ちょっと読み間違いがあったらコメントか何かでご指摘いただきたいんですけど。
この7つの習慣でやってるミッション・ステートメントって指針なんですよね。
指針っていうのは、あっちこっちっていう方向を表すものです。
一方で人生の目的っていうのって、なんか点なイメージがあって、僕の中で。
ある一点があって、それが人生の目的で。
例えば北極星ってありますけど、昔の人は北極星を目安に旅をした、航海をした。
北極星はずっと北にあって動かないんですよね。
北極星を目安にしてずっと北に向かっていくっていうのが指針で、
実際に北極星にロケットで行っちゃおうっていうのが目的。
実際に北極星に到達するのを目指すように行こうとするのが目的的な考え方で、
北極星の方角に進んでいくっていうのが、指針的な考え方なのかなと思ってます。
7つの習慣を読んだ当初、その絡みで、
成功の9ステップっていう、ジェームス・スキナーっていう人の本を読んだりしてたんですけど、
当初って人生の目的とかミッション・ステートメントを、何か点のようなものとして捉えてたんですよね。
そこに到達することこそ、我が生きる道、みたいな考えてた。
ずっとそれでやってたんですけど、しっくりこない感がずっとあったんですよね。
あまりに遠いゴール、目的を思い描く。
実際にね、叶わなそうなものを描け、みたいなことも言われるので。
なんですけど、すごい遠くのものを描くと、ちょっと苦しくなるときがあるんですよね。
全然自分足んないな、みたいな。
全然今との差分が意識されすぎて、きつくなるときがあって。
それはそこにたどり着こうとしてたんですよね。目的、点にたどり着こうとしてたんですけど。
これミッション・ステートメントって、点じゃないんだな、方向なんだなって、
自分の中で認識が改まったタイミングがあったんです。
ミッション・ステートメントは、どこかを目指そうとするゴールじゃなくて、
こっちだよーって差し示してくれる。
人生どっちに進むか差し示してくれる指針なんだなっていうふうに、
認識を改めたらすごく楽になったんですよね。
楽になったし、腑に落ち度がすごく高かったんですよ。
それ以降、僕はミッション・ステートメントを指針だと思ってる。
今ね、自分の人生の目的、こういうふうに生きていきたいなっていうのが、
「みんなイキイキ」というもので。
みんな生き生きの内訳は、
みんなが自分のやりたいことに気づいていて、
それをできるぜっていうふうに自信を持っていて、
で、実際にそれに取り組めているっていうところ。
これが揃うと「みんなイキイキ」になっていくのかなと思っているので、
それをプロコーチとしてスキルを高めて自分の。
で、それを実現するような動き方をしていきたいなと思っている。
ただ、自分が生きてる間にそれは完遂しないと思っていて、
少しでもそういう度合いが高まるような、
みんなイキイキが高まるような動き方をしたいなと思ってやっているんです。
なので、みんなイキイキを人生の目的ってすると、たぶん苦しい。
けど、指針として捉えているので、今では。
とりあえずこっちの方に向かっていくっていう思いで生きているんですね。
昨日の放送で、現在地って自分あんまり思い描けてなかったという話をしました。
よくゴールとか、さっきみたいなビジョン、指針、みんなイキイキみたいなことは、
自分の中でよく想像したりとか、なるべくビジョンを固めるとか、
そういう取り組みをずっとしてきていたんですけども、
現在地を知る、自分が今どこにいるかを知るっていうのは、
おろそかにしていたなっていうような気づきがあったんですよね、先日。
それはなんでかなーと思ってたんですけど、
なんでかなと思ってたっていうか、ふと思い当たったんですけど、
たぶん指針を大事にしていると、現在地がわかんなくてもOKになっちゃうんですよね。
指針なんで、こっちに行けばOKなんですよね。
指針だからこっちに行きましょうが指針なんで、
どこにいたって構わないんですよ。
現在地どこでもいいんでとりあえずこっちに行けばOKっていう思考なんで、
現在地を知る必要があんまなかったんですよね。
現在地を知りたいっていう欲求が上がってこなかったんですよ。
でもなんかそれだと、ちょっと今右動きが取りづらいなーって思っていることもあったんで、
現在地を知らない、現在地がわからないだと。
だから、指針じゃなくて目的地を一旦決めて、
とりあえずはそこを目指していこうみたいな考え方になっていくのかなと思い始めた次第ですね。
なので、自分の中で指針と目的とか目標っていうのがちょっとごっちゃになっていた、頭の中で。
今回指針と目的って目標とかって違うなーって。
指針は方向性なんだなーって言って、自分はずっと方向性を大事にしていたんだなーってことに改めて気づけたので。
指針を大事にしながらも、指針が示す方向に向かって、まずはここに行ってみようっていう目的地を決めて、
そこに対して自分は今どこにいるんだろうっていう現在地を知って、
その差を埋めていこうっていう動きが取りやすくなってきてるかなーって感じています。
何か参考になれば幸いです。