親は我が子を嫌いであってはいけない

 

そんな考えに囚われていました。

だから最近少し辛かった。

3人いる子どものうち、2番目の子だけ少し疎ましく感じていることが。

他の2人の子対する気持ちとその子に対する気持ちが、異なっていることが。

 

親は我が子を愛するべき、という価値観と

2番目の子を疎ましく思う感情の間で葛藤していたのです。

 

その子が最近幼稚園に入ることになって、入園書類を書いていたときのことです。

「この子の良いところは何ですか?」

という設問で手が止まってしまいました。

疎ましさで目が曇って、その子の良いところが見えなかったのです。

 

手が止まっていることを妻に指摘されて、慌てて「それっぽいもの」を書きました。

心にもないことを書きました。

 

疎ましく思う気持ちに居場所を与える

2番目の子について思い悩んでいたことが、「良いところ」を書けないことで具現化された。

このことを受けて、「いよいよヤバいな」と感じました。

何とかしたい、と思って試したのが

 

子どもを疎ましく思う気持ちに居場所を与える

 

ということ。

子どもに対するネガティブな気持ちを押さえつける代わりに、受容します。

ネガティブな気持ちを認めて、それをたっぷり味わいながら、自分の心の動きを観察します。

 

すると分かってきたのです。

その子は自分を愛してほしかっただけなのです。

私が疎ましく感じていた言動も、愛してほしいが故のものだったのです。

 

そう気づくと、その子を愛おしく思う気持ちがあふれてきました。

書けなかった「良いところ」も見えてきました。

 

 

妻にも顛末を話しました。

その子に感じていたネガティブな感情も

「良いところ」が書けなかった理由も

ネガティブな感情を受容してみたことも

そして、見えてきたその子の「良いところ」も。

 

今回は、コーチングから学んだ葛藤処理のテクニックを自分自身に使ってみました。

子どもに対するネガティブな感情を受容することで、

結果としてその子についての葛藤もなくなったように感じます。

その子との親子関係も良い方向に向かっていく気がしています。