この記事は、音声配信を文字起こししたものです。
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今日のテーマは、一人一宇宙という話です。

一人一宇宙って聞いたことあります?
これ元は誰なんだろう。
ちょっと調べたら、横山紘一さんという仏教の研究者の方なのかな。
唯一無二の唯、常識の識で唯識っていう言葉が仏教界にはあるらしいんですけど。
その研究をされてる方が、一人一宇宙って言い出したのかな。
ちょっと文献まではまだ見られてないんですけど。
一人一宇宙って調べると横山紘一さんのお名前が出てきた。

一人一宇宙ってキャッチーですよね。
よく使われる文脈としては、みんなそれぞれの内面世界がある。
みんな一人一人別の宇宙を心の中に持っていて、そこで暮らしている。
そういう文脈で使われるのかなと思っていて。
で、多分唯識とちょっとずれた文脈でも使われると思ってます。
僕が今日今話す一人一宇宙も、
多分本来の唯識とかそういうところとはちょっとずれるかもしれないんですけど。

コーチングでもよく言われますかね、一人一宇宙。
みんなそれぞれ独自の世界、世界観で生きてる。

先日放送でみんな一人一人異なった色眼鏡を持っていて、
その色眼鏡をかけて世界を見て独自の解釈をしていると。
多分それともちょっと通じるところがある、一人一宇宙。
みんなそれぞれ異なった宇宙で生きている。
世界観で生きているということなのかなと思っていて。

最近子供に一人一宇宙だよって教えたんですよ。

子供が結構話しかけてくるんです。
それ自体は全然いい。
話しかけてきて、いろいろ質問してくれたりとか、話題を共有してくれたりとかするんですけど。
結構情報が足りないんですよね。
え、どういうこと?みたいなことをよく話を振ってくるんですけど。

昨日、「コウスケってさー!」って急に言い出して、
コウスケってさー!っていう切り出し方で、
子供が僕に話を振ってきたんですよ。
え、コウスケ?何それ?っていう感じで。
最初の出だしから、え?ってなっちゃったんですけど。

近くの生協、コープにお買い物に行ったんですよね。
1週間の食材を毎週土日どっちかにまとめて買いに行くんですけど。
コープにお買い物に行って、コープってだいたいサービスカウンターみたいなのがあって、
コープの共済とかも合わせて、おすすめというか販売というか申し込みというか、
そういうブースがあるんですけど。
そこでコウスケっていうキャラクターがいたらしいんですよ。

僕も言われればいたなっていうぐらいの、
それぐらいの記憶の残り具合でしか覚えてなかったんですけど、
コウスケっていうのがコープ教材のキャラクターでいるんですって。
僕もちらっと見たぐらいだったんで、あんまり記憶に残ってなかったんですけど、
ビジュアルは見せられればこんなのいたなって感じだったんですけど、
子供は結構印象に残ってたみたいで、
コウスケってさって急に言われたんで、
え?何それって。
よくよく聞いたらコープ教材のキャラクターだったって話なんですけど、

それ分かんないよ、急にコウスケってさって言われても分かんないよって。
一人一宇宙だからさ、もうちょっと自分の見ている世界と人が見ている世界は違うものと思った方がいいよ
っていう話をしたんですよね、子供に。
だからそのギャップを、自分の宇宙と人の宇宙の違いを埋めるような
ちょっと工夫をしてほしいと、前提説明をするとか、
こういうことがあって、こういうのを見て、
で、コウスケってさって、コウスケっていうのがいてさ、みたいな。
そういうギャップの埋め方をしてくれよっていう話をしたんですよね、子供に。

一人一宇宙っていう言葉は結構キャッチーなんで、
子供もえ?へー?って聞いてたんですけどね。
子供にも説明しやすいんで、一人一宇宙だよって。
だから多分、今後我が家のキーワードは一人一宇宙になっていく気がします。

子供の世界で見た内容をそのまま会話に織り交ぜてくるので、
僕の理解が追いついていかないっていう。
え?それ何の話?っていうのが多いんで、
一人一宇宙だよって教え込んでいこうかなと思った次第です。

結構コーチングに通じるってさっきも話したんですけど、
そうなんですよね、分かった気になっちゃいけないなと思うんですよ。

その人が見ている、生きている世界って、
僕、コーチの方が捉える世界と全然違う世界を生きているはず。
その人が感じる感じ方で世界を捉えている。

なるべくクライアント、相談者の方の世界観に寄り添って、
同じように感じて、同じようになるべく世界を見て、
それでも完全に一緒のものを見るっていうのは叶わないんですけど、
それでも一緒のものを見て、一緒のものを感じるっていう努力をしていきたいって。
そういうふうに常々思っているんですけど、
コーチングとすごく通じるところがあるなと思って、
一人一宇宙か、そうだよなって、
自分で子供に言い出しておいて、
自分の中でも改めてそうだなって感じた次第ですね。

一人一宇宙って、唯識、仏教的な考え方もそうだし、
現象学っていう哲学の領域とかも結構絡んでくるっていうか、
結構似たような背景の考え方かなと思っている。

現象学って、フッサールとかハイデガーとか、
存在と時間っていう副題をつけましたけど、
存在と時間とコーすけね。

僕は解説書しかまだ読めてないんですけど、存在と時間。
結構哲学に興味があるので、
いろんな哲学書とか見てるんですけど、
存在と時間って結構コーチング的なんですよね。

人が生きている。
その人の味方の世界を生きているみたいな。
この辺もちゃんと理解して話したいんですけど、
ちょっとまだ理解が追い付いてない。
でもかなり唯識と近いものがあるなと思っている。
なのでみんなそれぞれの世界を生きてるんですよね。

そういう一人一宇宙のお話をしている中で、
もっと現象学とか有意識論とか勉強しようって。
本読もうって。
それで横山紘一さんの本。
興味あって出てきたんで読んでみようかなとか感じているところですね。

なんかちょっとお話が発散しちゃいましたが、
参考になれば幸いです。