「できていないこと」より「できていること」に着目しましょう
そんな言葉がよく聞かれます。前向きになれますよと。
実際私も「できていること」に着目するメリットは感じていて、
目標設定などの場面で、「できていること」を見つめ直すよう心がけています。
その中で気づいたのですが、「できていること」に着目すると、
ゼロイチを回避できるんですよね。
どういうことか?
目標達成をピザ作りに置き換えて考えてみましょう(ちょうど先週末ピザを食べたので笑)
あなたの前にはピザがあります。
ピザの上にはあなたのお好みの具が色とりどり。
あなたのこだわりを詰め込んだ、あなただけのピザです。
このピザはピースが1つ欠けていて、
あなたは欠けている部分にシーフードピザのピースを足したいと考えています。
このとき、
ピザの欠けている部分を見るのが、「できていないこと」に着目することで、
すでにピザのある部分を見るのが、「できていること」に着目することじゃないかなぁと。
ピザの欠けた部分だけを見てピザを作るのは大変です。
- ピザ生地はフワフワかカリカリか?
- ソースはどんな味か?
- シーフードの具材は何が乗っているか?
- チーズの味やトロトロ具合は?
こうしたたくさんの項目を、ゼロから設計して作り上げる必要があります。
このあたりにゼロイチ的な大変さがあると思うのです。
一方で、すでにピザのある部分を見る場合。
今すでにあるピザを見て、欠けているピザを作れます。
ピザ生地の食感も、ソースの味も、具材もチーズも、
すでに作ってある、自分の愛するピザたちを参考にして決められます。
そして、実際の作り方も、すでにあるピースを参考にできます。
あるいは
全体を俯瞰したら、欲しいのはシーフードのピースじゃないと気づくかもしれません。
本当に欲しいのはエビだ!エビアボカドピザだ!と。
「できているところ」に着目するというのは、心の在り方のような、ふわっとした教訓として語られがち。
でも、案外実践的なメリットもあるんですよね。
今ないものに目を向けるより、今あるものに目を向ける方が得られる情報が多いはず。
だから、できているところに着目するんです。