この記事は、音声配信を文字起こししたものです。
元の配信はこちらから。
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今日のテーマは、オラクルカードを使ってコーチングをしてみたという話です。
カードを使ったコーチングって、以前お話したことがあって、その時はコーチングカードを使ったんですよね。
TOILABっていうカードのセットがあって、
それにはコーチングの基本的なモデルであるGROWモデルっていうのを念頭に入れた質問集がカードに一枚一枚書いてあって、
それにのっとってコーチングをしていくとうまくコーチングができるんじゃないっていうツールですね。
それに関してはコーチング用に作られたカードだったんですよね。
それも使ってみて、いいなと思ったんですけど、今回オラクルカードっていうのを買ってみました。
オラクルカードって、僕もよくわからないで買った、っていうのはひどい話ですよね(笑)
タロットカードとは違うんですよね。タロットカードって絵柄が決まってるんですかね。
大アルカナ・小アルカナとかあるっぽいんですけど、僕はあんまりその辺詳しく調べてないんですけど、
どうやらタロットカードは、絵柄っていうかモチーフが決まってるらしい。
違ったらすみません。ご指摘ください。
一方でオラクルカードっていうのは、多分決まった絵柄っていうのは存在しなくて、
それぞれの絵柄の作者の人、僕が買ったのはデニス・リンっていう、多分オラクルカード界の巨匠っぽいんですけど、
デニス・リンっていう人が描いた絵柄のオラクルカードですね。
僕は今回、Sacred Destinyっていうカードのセットを買った。
あとはSacred Forestとか、森をモチーフにしたとか、
あとは星とか、もっといろんなテーマに沿ったオラクルカードっていうのは存在してるっぽいです。
なので特定の絵柄が描かれたっていうよりも、各々いろんなカードセットごとの特色が出ているカードっぽいです。
オラクルカード。なので自分の好みで買った感じですね。
コーチングで使う前提で今回買ったので、オラクルカードって結構キラキラってしたやつが多いんですけど、
シンプルなデザインの方が、実際にカードコーチングをする場合に、
クライアントの方がキラキラっていう装飾がしてあるよりも、
シンプルな方がいろんな、自分の中でカードをイメージの中に取り込んで自分で咀嚼して、
自分の中で解釈というか、やりやすいかなと思ったので、ちょっとシンプルなものを選んでみました。
それでやったんですよ。
僕は宮越大樹さんっていうコーチングのトレーナーの方が好きで、
その方のnote、ブログですね、読んだりとかもしてるんですけど、
何ヶ月か前にそのnoteでカードコーチングについて解説がされていたんですよね。
それを見て今回やってみた次第です。
そうですね、初めてなんで、とりあえず今の状態、自分の今の状態を表しているカードはどれですか?みたいな感じで。
これはもうセルフコーチングですね。
自分の中で今の状態ってなんだろうなっていうふうにカードを選んでみるっていうのをしてみました。
これが結構興味深くてですね、何枚あるんだろうな、これ40枚とかあるのかな。
最初から1枚選ぶのは厳しいんで、とりあえず3枚ずつポンポンポンって出して、
これは残す、これはいらないっていうのを繰り返した。
3枚出しては、これはキープ、これはいらない、3枚出してこれはキープってやってたんですよ。
キープされたものの中からまた、これは残す、これはいらない、これは残す、これはいらないっていうのをやって、
最終的には5枚ぐらいになったんですよね。
ここで5枚になったものを見ると、空が多いなって思ったりもする。
1枚に絞る過程も楽しいですね。
ある程度絞れてきたなって思った段階で、共通項を見てみると、
僕はその時は空のテーマが多いなって思ったんですよね。
解放感。もっと自由でありたいっていうのは、自分の中で常に感じてるところではあって、
それがこういうところにも出てきてるのかなって思ったりもして、
さらに選んでいったんですよね。
5枚の中から2枚に絞ったんですよ。
2枚がどっちかなって思ってたんですけど、とりあえず2枚まで絞れて、
2枚も見てみたら共通項。
明らかに月がテーマなんですよね。月。
満月がデカッと思っているカードが2枚残ったんですよ。
これすごい面白いなと思って、何かあるんでしょうね。
何かあるんですよ、月。
最終的にはこれっていうのを選んだんですよね。
選んだ図柄、画像を見せられればいいんですけど、音声配信なんで、
図柄を説明すると、夜の、これは湖なのかな。
湖の上で船を漕いでる人がいて、夜なんですよね。
船を漕いでる人の背景には島なのかな。島があって、
その奥には空が描かれていて、
雲とか月とか満月が描かれている。
その満月の光に照らされながら、一番手前の人、
船漕いでる人が進んでいるっていう様子を選びました、絵柄。
これ何だろうなって思うわけですよね。
これは何だろうっていうふうに、自分の中でいろいろ問いかけが始まるんですよね。
このカードに思いをはせるときに、
どういう景色が見えるのかなとか、どういう音が聞こえるのかなとか、
五感情報を探っていくんですよ。
そうすると、自分が船漕いでるんです。船漕いでるのはたぶん自分だなと思うんですよね。
このカードの中にダイブするんですよね。
ダイブすると、自分が船を漕いでいて、
水の音しかしないんですよね。
ジャパジャパってオールを漕ぐたびに、水の音がする。
月明かりがすごく綺麗で照らされてるんですよね、自分が。
船を漕いで進んでいる。
たぶん船漕いでるのは自分だなと。
船漕いでるのは自分だとして、
気になるモチーフは2枚最後まで残っていたのは月が結構テーマとして共通してたんで。
月か、月なんだろうな。
月誰か、誰だろう。
物?人?なんだろうなと思って考えてたんですよね。
何か目標になる人かなとか。
最初はさっき言ったように宮越さんってすごく好きなんで、
宮越さんかなって思ったりもしてたんですけど、
よくよく考えたら、これ自分だと思ったんですよね。
月は自分、未来の自分だと思ったんですよ。
これ結構しっくりくるんですよね。未来の自分。
未来の自分が月としてじーっと自分を見てるんですよね。
見守っているっていうのが正しいかな。
以前なんですけど、タイムラインっていう、
自分の過去から未来に向かって振り返って、
あの時こうだったな、ああいう感じがしたなとか、
あれ嫌だったんだよなとか、あれ楽しかったんだよなとか、
そういう感情を味わいながら未来に向かって進んでいくっていう、
そういうワークを自分で、個人でしたことがあって。
で、未来の自分から今の自分に対してメッセージを送るっていうのをやったんですよ。
今の自分、現在の自分に対して未来の自分からのメッセージを受け取る。
で、その時に、
「大丈夫だよ」っていう、
「何とかなるよ」っていうメッセージ。
「そのままでいいよ」って、
「君はそのままやっていけば、いつか自分が望む結果が得られるから、今のままやってればいいよ、大丈夫だよ」っていうメッセージを受け取ったんですよね。
そっかーって、割と放任だなっていう感想を持ったんですけど、その時。
まあでもそう思ったんだからしょうがない。
だから、なんかその時に感じた未来の自分に似ている。
ただただずっとそこにいて、自分を見守っている。
この自分が最終的に選んだオラクルカードに描かれてる月っていうのは、
未来の自分で、今の自分をじっと見守っている、そういう感じがしたんですよね。
で、あーそうかーっていう気づきがあるのと同時に、
あーオラクルカードすげーと思ったんですよね。
で、もうちょっと考えてみたら、
今船漕いでる人が多分自分なんだけど、
自分でオールの船とか漕いだことある人わかると思うんですけど、
進行方向後ろなんですよね。
進行方向に対して自分は後ろを見ながら、
自分が見てる方向と進行方向は逆なんですよ、船って。
で、「あー」って。
自分は未来に進んでるけどちょっと過去を見ている感じかなこれ、とか。
そういう気づきもあったりして。
確かに心当たりはあったりもするっていうのとかあって、
今は現在の自分としてしっくりくるカードっていうことで今回このカードを選んだんですけど、
こっからさらに、じゃあ未来の自分はどのカードがしっくりくるんだろうね。
で、そのカードに関してこの絵柄って何を表してるんだろうねっていうのを考えていくのって、
なんかすごいコーチング的だなってやっぱり思って、
なんかいいなって思ったんですよね。
自分で選んだものなわけですよ。
自分で選んだ。
カードを切ってぺらって1枚出して、
「これが俺のカード」っていうんじゃなくて、
全部のカードから1枚1枚見て自分で選び取ったカードなんで、
何かこれを選んだ理由があるはずっていう前提のもとに考えられるんで、
諦めないで考えられるんですよね。
「何かあるはず」っていう。
「何かあるはず」って考えて選ぶと何か出てくるんですよね。
なので、そういう力もあるんだろうなと思いました。
運任でパッと引くんじゃなくて、
自分で選び取ったものについて考えるっていう作業ですね。
なので、これ多分カードじゃなくてもいい気がするんですよね。
なんか詩集とか、詩集ってあれですね、短歌集とか。
僕、昔短歌やってて俵万智さんが好きで、サラダ記念日とか買ってたんですけど。
何かあんな感じで詩集とかね。
青空文庫で石川啄木の一握の砂とかも読めるんで、
僕、一握の砂も結構好きで読んでたんですけど。
何かそういう詩集でもいいような気がする。
今の自分の一番しっくりくる短歌はどれとか。
そういうのが良さそうですね。
あと写真集とか風景の写真集とかで、
どれが一番自分に今しっくりくるとか。
そういうやつもある気がする。
昔論文でも読んだんですけど、
フォーカシングっていう技法があって、
自分の体に対して問いかけをして、
今どういう感じ?とか。
そうやって体の知識を吸い上げて、
現在意識に取り込むみたいな、
そういう技法があるんですけど、フォーカシング。
フォーカシングと言葉の結びつきとか、
そういう論文も昔読んだことがある気がする。
大体は何でもいい気がする。
わりと何でも成立するような気がする。
何かを自分で選んで、それについてちょっと考えてみるっていうやつですね。
今回オラクルカードをやったんですけども、
何か自分がしっくりくるもの。
オラクルカード手元にないからとか、
オラクルカードうさんくさいとか、
いろんな考え方があると思うんですけど、
何かしら自分で選んでみて、
それについて考えてみるっていうのをちょっとやってみてもいいかなと思います。
ある程度先行が進んだ段階で、絞り込んだ段階で、
最終選考に残ったものの共通点は何かなとか。
一番最後にこれ一つに決めたけど、
最後に弾いた一個は何が違ったのかなとか。
そういう観点で考えてみるのも面白いかもしれません。
何か参考になれば幸いです。